【呼吸と体調の関係】なぜ呼吸は大切か。

 呼吸は、自律神経の働きによって無意識的に自然にできるものでもある一方で、意識的・自律的にもやることができる。

だから僕は呼吸を練習すれば自律神経が良い方向に調整されるのだろうと感じている。

これは正直なところ自己の経験頼りの直感だが自信はある。

 なぜ呼吸が大切かについて僕の意見を説明する。

 他の各種身体活動と呼吸には決定的な違いがある。それは

 呼吸は自律神経にコントロールされている生理現象にもかかわらず意識的にもコントロールすることも可能

だという点だ。心拍や体温、血糖値などの各種バイタルは意識ではどうやってもコントロールできない。だが呼吸だけは意識でも無意識でも調整可能な、ある種、稀有な生理現象なのだ。であるからこそ、

呼吸の練習は自律神経に何らかの作用を及ぼすのだろう。

僕の経験・感覚では呼吸は体調に作用し、気分にも影響を与える。

だから呼吸は大切なのだ。これは僕の体を使って実験して確かめた。
 そして呼吸の巧さ加減は寝たらなぜだかリセットされる。だから毎朝の呼吸の練習が欠かせない。毎朝の練習により、ゆっくりだが確実に呼吸は上手くなっていく。

 これらを安直に一般化して良い考え方なのかはわからない。
 なにせ医学的・統計的エビデンスが正直言って無い。
 サンプルは今のところ僕だけだからだ。
 だが、僕はそう確信している。呼吸は大切だ。

 だからなんとなく気分が優れない人へのアドバイスは、
 とにかく深くゆっくりとした深呼吸だ。
 
 僕の経験では10回や20回程度の深呼吸では体感できるほどの効果はない。10分くらい継続的に取り組む必要がある。ストレッチや筋トレと組み合わせて身体の動きに同調した深呼吸に取り組めば5分くらいで体感できる程度の効果はあるだろう。

 ちなみに慣れないうちは全呼吸での深呼吸はまずできないと考えてよい。
 正しい呼吸は奥が深い。体調、姿勢、疲れも呼吸の乱れに大きな影響を及ぼす。
 腹式呼吸をある程度練習して、ようやく胸と腹両方を使った全呼吸ができるようになる。これも少し修行が必要だ。全呼吸を楽にこなせるようになって初めて正しい呼吸ができるようになる。

 正しい呼吸は意識的に練習すれば身につく。
 身につくとは、無意識にもできるようになるということだ。
 僕は無意識での呼吸を胸呼吸から全呼吸へ変化させるのに2ヶ月を要した。

 その間、呼吸だけでなく胸を張った正しい姿勢にするための訓練も並行して実施している。

 無意識での正しい呼吸には正しい姿勢が欠かせない。

僕は日常生活における姿勢にも細心の注意を払うようになった。正しい姿勢を身につけるのは正直言ってかなり苦労した。長年染み付いた猫背が僕の呼吸の邪魔をしている気がして、姿勢改善に取り組んだのだが、効果が現れるまで3ヶ月程を要している。

 最初は五里霧中・無我夢中だ。そもそも何が正しい姿勢なのか
 ということを掴むのが難しかった。僕は瞑想しながら正しい姿勢を探った。

 瞑想は考え事をやってはダメだが五感を駆使するのは寧ろ推奨されることである。「考えるんじゃない、感じろ!!」ということだ。

僕は瞑想しながら全身の筋肉の緊張状態をつぶさに観察・意識しながら
筋肉の緊張を少しづつ解いていくよう、頑張った。
この感覚をテキストで説明するのはちょっと難しい。

 ただ、少なくともこの取り組みで僕は整体・マッサージ屋通いの習慣は無くなった。
 劇的に体が軽くなったのだ。体感的には10歳くらい若返った気持ちだ。

 道教の世界で仙人になろうという人々が呼吸や瞑想の練習をする理由が、僕にはよく分かる。確かに体が軽やかでとてつもなく健やかな状態になれるのだ。
 この感覚は確かに不老長寿を得た気分になれるかもしれない。もちろん僕は瞑想やったからといって不老不死になれるとは思っていないが。

 呼吸の練習は深くゆっくりとした深呼吸を続けるだけでも良い。
 まずは100回くらい深呼吸すれば、何かしら変化はあるだろう。
 ただしこれはそれなりにめんどくさい。
 最初はたかが深呼吸如きにどれだけの意味があるのかどうか?という疑念もあるだろうし、さぞや億劫だと思う。こればかりは騙されたと思ってやってみるしかない。

 もしあなたが幸いにも?100回程度の深呼吸で気分の落ち着きや体調の変化を感じることができたのであれば、それはこれまでロクな呼吸ができていなかったことの証左でもある。であれば是非とも呼吸の練習に取り組んでみてほしい。

 まずは腹式呼吸の練習、次に全呼吸、それがある程度身についたらヨガを始めると良いだろう。もしくはとりあえずヨガから始めても良いかもしれない。ヨガが目指すところは変なポーズと思われがちだが、僕はそうは思っていない。僕は逆にトリッキーなポーズでもちゃんと全呼吸できるようになるための練習と思っている。

 また、呼吸の為に姿勢を正す手段としてもヨガは良い。何よりヨガは呼吸と動きの連動が肝だ。呼吸と身体の動きを同調させての深呼吸はただの深呼吸と比べれば圧倒的に効率が良い。すぐに体がスッキリする。

 一方で横隔膜を積極的に使って呼吸する感覚を掴むまでは慣れない人であれば数日を要することだろう。僕の場合も最初は苦労した。自律神経失調症が酷かった時なんて、どう頑張っても横隔膜を積極的に使った呼吸はできなかった。ひたすらお腹を使って呼吸して、少しづつ強張って硬くなった横隔膜を柔らかくしていくような心構えで、練習を続けるしかなかった。呼吸の練習をする際に、雑念を払って意識を全て呼吸に向けることができれば、それはまさに瞑想そのものとなる。

呼吸が上達する感覚というのは説明が難しいが、
気分や体調に少しでも変化が現れたら、それは良いサインだ。
すかさず瞑想の練習に移ることをお勧めする。

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